合宿免許の修了検定や卒業検定は難しい?

合宿免許に参加すると修了検定や卒業検定の関門を乗り越えて免許を手に入れることになります。合宿免許に参加すると検定に合格するのは難しいのか、易しいのかが気になっている人は多いでしょう。検定合格の難易度については合宿免許だからといって簡単でも難しくもありません。

ただ、気にかけておきたいポイントはあるので詳しく解説します。

「通いではなく合宿免許を選ぶメリットには何がある?」

合宿免許で自動車などの免許を取得するためには検定の合格は不可欠です。教習所に通学して免許を取得する場合と合宿免許を利用する場合でカリキュラムには違いがなく、修了検定と卒業検定の関門は乗り越えなければなりません。

まずは修了検定を受けて仮免許を発行してもらうことが第二段階に進むためには欠かせません。修了検定までは教習所内で車を運転して基礎的な運転技能を身に付けます。技能教習で身に付けた技術を使って受けるのが修了検定です。

修了検定では学科試験も並行しておこないます。修了検定の合格後は、技能教習で路上に出ることになります。学科教習で学んだ運転に必要な基本知識を持っていることが確認できなければ、路上で運転するのはリスクが高いのは明らかでしょう。

そのため、修了検定のときには合宿免許でも学科と技能の両方についての試験がおこなわれて、両方に合格したときに次に進めるようになっています。さらに、合宿免許を終えるためには卒業検定もクリアしなければなりません。

運転免許を取得するには運転免許センターで学科試験を受けなければなりません。そのため、合宿免許では卒業検定で技能の試験のみ実施しているのが一般的です。卒業検定は路上での運転をしてトラブルなく運転できることを隈なくチェックされます。

卒業検定ではちょっとした問題を起こすだけで不合格になってしまうので注意が必要です。路上を運転するときに必要なスキルを体得したことが確認できると無事に卒業できます。

「合宿免許で受ける試験について」

合宿免許では検定にスムーズに合格できていれば予定通りに卒業できます。しかし、実際には修了検定や卒業検定で失敗してしまって不合格になる場合もあります。実は合宿免許では検定に不合格になると大きなリスクがあるので注意が必要です。

検定は同じ日に二回受けることはできません。不合格になった場合にはスキルが不足していると見なされて、追加の教習を受けることが求められるのが一般的です。そのため、合宿免許のスケジュールが延びることになります。

例えば、修了検定で不合格になってしまい、追加教習を受けるのに2日間かかったとしたら、卒業するまでの期間は最長で2日間も長くなります。合宿免許では不合格になったときに追加の教習費用を支払わなければならない場合があるのがまず大きなリスクです。

日程が延びるので宿泊費や食費も余計にかかります。このような費用を支払えなかったとしたら、途中で教習を断念することになります。合宿免許では宿泊費などの大きな費用が一日単位でかかるので、検定で不合格になったときのリスクが大きくなります。

合宿免許では検定の合格にこだわって取り組んでいくことが重要なポイントです。

合宿免許はもともと短期間で集中して合格して免許を取れるのがメリットです。ただ、検定の合格が難しいのなら、合宿免許にこだわらずに通った方が良いのではないかと思うでしょう。合宿免許では検定の合格が困難なのでしょうか。

現実的には通学免許の場合と特に違いがあるわけではありません。合宿免許では短期間での詰め込み教習になるので、学科試験で苦労する人はしばしばいます。ただ、修了検定の学科試験は何度でも受けられるシステムにしていることが多いため、頑張れば乗り越えることができます。

問題になりがちなのは技能の方ですが、修了検定でも卒業検定でも特に通学免許に比べて難しいわけではありません。卒業検定は路上での検定になるので、地方で交通量や歩行者が少ない地域を選べば、むしろ飛び出しなどによるトラブルが少なくて不合格になるリスクが低くなります。

もちろん、郊外に住んでいる人が地元の教習所に通学して免許を取得するのに比べると、都市部の合宿免許を選んだときには交通量が多くてリスクが高くなる可能性があります。このような地域の違いによる合格難易度の差は多かれ少なかれありますが、合宿免許が通学するのに比べて不利になることはありません。

合宿免許では修了検定も卒業検定も落ちてしまうリスクがあるのは確かです。合宿免許で落ちるのが怖いと思っている人は、落ちたときの保証があるプランを選びましょう。合宿免許のプランの中には保証があって、検定で落ちたときの再受検に必要な料金や、宿泊料金などをカバーしているものがあります。

検定に落ちたときにかかる追加費用を最小限にするために重要なポイントです。ただ、合宿免許で検定に落ちたときには教習を受ける期間は長くなってしまいます。同じ日に複数回の検定を受けることはできないからです。あくまで料金を抑えられるだけですが、安心できることで落ち着いて検定を受けられることもよくあります。

合宿免許では修了検定や卒業検定は教官のアドバイスを徹底して守ることが成功のコツです。修了検定ではどのタイミングでどのくらいハンドルを切る必要があるかといった具体的なアドバイスを教習中にもらっているでしょう。

アドバイスを守って少しでもミスをなくすことが合格につながります。卒業検定でも基本的に考え方は同じで、ミスの少ない運転をして減点されないようにすることが大切です。路上教習で教官にブレーキを踏まれた経験がある人は、同じことを繰り返さないように頭に入れておきましょう。

そのときに教官からもらったアドバイスを意識して卒業検定を受けることも大切です。とにかくミスをしないのが検定に合格するための重要なポイントです。

合宿免許では修了検定や卒業検定に合格できないと、合宿期間が長くなってしまって免許を取得できないこともあるので注意が必要です。どちらの検定も技能が問題になることが多いので、教官に教わったやり方に忠実になって運転しましょう。

路上教習では予期しないリスクがあるのは確かです。万が一、延長になったときの保証があるプランに申し込むと安心できます。